IQ3ぐらいの人のブログ

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ポケモンとかマインクラフトが好きです。思いついたことを書きます。

【SVダブル/S1】イエッサン+グレンアルマ【最終141位】

はいどーもこんにちは。やましょー(@yamasho_poke)です。

ポケモンSV発売後最初のシーズンでそれなりに満足のいく構築を組めたので紹介します。

かっこいい
戦績:
ランクバトル シーズン1(ダブル)
 最終順位:141位
TNがスカーレットになる不具合修正まだですか

動画(配信アーカイブ)

ラスタルについて

 SV発売後最初の記事なので、1ヶ月間テラスタル環境のランクバトルを遊んでみた自分なりの感想を書き残しておこうと思います(現時点の考え方なので、今後大きく変わる可能性もあります)。興味ない人は飛ばしてください。

▶︎テラスタルの仕様について(クリックで展開)

  • 1試合で1度だけ使える。交代しても続く。
  • ラスタル後は、単タイプになる。
  • 元タイプの技も一致補正で使える。元タイプと同じテラスタル時は一致補正が2.0倍に上昇。
  • 「テラバースト」のタイプがテラスタイプになり、使用者の物理/特殊高い方を参照。

▶︎攻撃的テラスタルと防御的テラスタル(クリックで展開)

 このテラスタル、『攻撃的テラスタル』と『防御的テラスタル』に大きく分けられます。前者は攻撃力の強化/技範囲の拡大のためのテラスタル(例:[炎]コータス、[水]イルカマン、サブウェポンとしてのテラバースト全般)を指し、後者は被ダメージの軽減のためのテラスタル(例:[水]モロバレル、[草]グレンアルマ)を指します。実際には両側面を併せ持つテラスタル(例:[炎]熱風サザンドラ)も存在します。

 現在のダブルバトル環境では防御的テラスタルが主流となっている印象です。攻撃的テラスタルが少ない理由は「テラバーストを入れる技スペがない」という他に、攻撃的テラスタルは有利盤面をさらに有利盤面にするだけな一方、防御的テラスタルは不利盤面を有利盤面にひっくり返すポテンシャルがあるためだと思います。この「不利盤面を有利盤面にひっくり返す」というのがあまりにも大きく、相手から見えていないテラスタル本来存在しなかった行動ターンを生み出すことができます。

▶︎テラスタルする時に考えること(クリックで展開)

 ラスタルは、使ったその瞬間が一番強いです。相手側が想定する火力、想定する耐性を一度だけ強引に塗り替えることができます。が、次ターン以降はそれらも全て想定内に成り下がります

 テラスタルを使う時はこの前提に立ち、試合全体を見通した時にこのターン本当にテラスタルを切るべきか?を強く意識する必要があります。結局のところ「いつ、誰をテラスタルすればいいのか」という問いに絶対的な正解はありません。これ自体は剣盾時代の「いつ、誰をダイマックスさせるか」という考えに近いものを感じますが、ダイマックス時代は『絶対的エースを構築に携え、何があってもそいつを通す』というなかばチカラワザが許されていたように感じます。

 ですが、テラスタルダイマックス以上に自由で、繊細です。HPが2倍になったり全ての技が超強化されたりはしません。必ずしもエースにテラスタルを残すのが最適ではなく、サポーターをテラスタルすることで試合を大きく動かせる場合も多いのです。したがって、常に今後の展開を見通しながら柔軟にテラスタルする対象、タイミングを考える必要があり、剣盾時代にダイマエース構築を中心に使ってたプレイヤーからすると少し難しいと感じる部分なのかもしれません。

構築の経緯

 グレンアルマが好きだったので、アルマを一番強く使えそうな並びとしてからスタート。この2匹の特徴としては

(+) のサイコメイカーでのワイドフォースを強化できる
(+) 状況に応じて2匹ともトリックルームでS操作が可能(トリル成功率が高い)
(-) エスパー技の通らない相手(悪、鋼、エスパー)が苦手(鋼はで焼けなくもない)
(-) バークアウト、虫の抵抗でのデバフ遅延が苦手

などが挙げられます。特にのワイドフォースは選出段階から凄まじい圧力を持ち、相手の”初手”に対策ポケモン(主に悪タイプ)を引きずり出します。この事実とトリックルーム成功率の高さを合わせて考えると、こちらの控えには①悪、鋼、エスパー等に有効打を持ち、②トリックルーム下で活躍が見込める ポケモンを採用するのが自然です。そこで採用したのが

 ニンフィア:悪タイプに有利。眼鏡ハイパーボイスの安定感と火力が異常。

 ハリテヤマ:悪鋼タイプに有利。初手に出して猫騙しでトリル展開をサポートしつつ、火炎玉で根性発動→次ターンから高火力で押す展開も可能。

 サザンドラエスパータイプに有利。元々そこまでSが低いわけではないが、耐久に振ることで中速&高耐久を活かして戦える。トリル終了際に登場することが多いので、状況によっては守るでターンを稼いで行動順を逆にする展開も想定。

 ここまでの5匹に、環境で猛威を奮っていた寿司コンボへの対抗策として「くろいきり」「あくび」を備えたシャワーズを合わせた6匹でひとまず構築が完成。

イエッサン+グレンアルマ ver.1.0

 この段階でそれなりに勝ててはいたのですが、が担う終盤のアタッカーとしての性能は同じ悪タイプかつ特性:総大将(登場時、既に倒れた味方の数×10%攻撃特攻UP)を持つドドゲザンが適任だと判断して変更しました。ドドゲザンの「ふいうち」はイエッサンのサイコメイカーと一見すると相性が悪いですが、トリックルームが残っている間 ≒ サイコフィールド状態 では「ふいうち」を使わずとも先制できるケースが多いので実はほとんど気になりません。

 最後に、①最序盤からトリルを展開する以外の選択肢を取りたい ②虫の抵抗ウルガモスに対するカウンターが欲しい という観点から、ハリテヤマの枠を素早さに振った「パワージェム」「てっていこうせん」持ちサーフゴーに変更。で初手から高火力を押し付けつつ、隙を見てトリル展開して裏のに繋ぐような動きも取りやすくなりました。

 以上で構築が完成。

イエッサン+グレンアルマ ver. 2.0

個別紹介

グレンアルマ



種族値:85-60-100-125-80-75
努力値:228-0-0-252-28-0
実数値:189-65-120-194-104-72
性格:れいせい(特攻↑素早↓)
特性:もらいび
テラスタイプ:あく
持ち物:命の珠
技:まもる/ワイドフォース/アーマーキャノン/トリックルーム

調整
H:10n-1 (珠ダメージ意識)
C:全振り
D:余り
S:最遅


詳細
 選出率1位。文句なしの「頼れる相棒」だった。

 構築の出発点なのでと並べて出すことも多いですが、シーズン終盤はorと並べて出すことも多かったです。彼は隣で守ってあげなきゃいけないほど弱くない。きちんと耐久を上げたこのポケモンはかなり硬く、バンギラスかみくだくぐらいなら耐えます。サーフゴーのシャドーボールは厳しい。

 技構成はワイドフォースアーマーキャノントリックルームまで確定。残り1技はを単体で選出しやすくなるまもるを採用しました。場持ちが良くなるため、「初手から隣にアタッカーを置きつつ、状況を見てトリルを張る」という強い動きが可能になります。実質クレセリアです。

 テラスタイプ:最初は水岩地面技に切り返せる草で採用していましたが、悪技を半減で受けられること、ミラーで有利なことを評価して悪にしました。草だったら勝てた試合もあったので、どちらでもいいと思います。トリルを強引に通すターンに切ることが多いです。

ダメージ計算(火力の目安に書いておきます)
- 珠ワイドフォース(フィールド込み/Wダメージ):無振りガブリアス乱数1発(18.8%)
- 珠ワイドフォース(フィールド込み/手助け込み/Wダメージ):H252ガブリアス確定1発
- 珠ワイドフォース(フィールド込み/手助け込み/Wダメージ):無振りサーフゴー確定2発(69.1 ~ 82%)
- 珠アーマーキャノン:H252イッカネズミ乱数1発(93.75%)
- 珠アーマーキャノン(手助け込み):H252ドドゲザンに234.8 ~ 278.8% (=等倍テラスしても一撃)


イエッサン(メス)



種族値:70-55-65-95-105-85
努力値:236-0-252-20-0-0
実数値:175-65-128-118-125-81
性格:のんき(防御↑素早↓)
特性:サイコメイカ
テラスタイプ:ゴースト
持ち物:サイコシード
技:マジカルシャイン/このゆびとまれ/てだすけ/トリックルーム

調整
H:16n-1
H-B:A特化バンギラスかみくだく耐え
S:最遅
※ A個体値0ではない


詳細
 レイドバトル産限定でトリックルームを習得してしまった。

 選出する場合はほぼ100%初手に出します。隣は色々。

 技構成はこのゆびとまれてだすけトリックルームに加えて、ほんのりと相手のサザンドラ等に抵抗できるマジカルシャインを採用。ニンフィア登場前に1発当てられるとサザンドラがテラスタルしてもハイパーボイスを受けきれなくなります。

 テラスタイプ:ゴーストタイプになりながらこの指を使うことでのスカーフ「いのちがけ」+「ネズミざん」によるトリル阻止を防ぐことができます。+の並びを見た上で初手に出てくるは「いのちがけ」で強引に止めにくる可能性は高いです。

このあと全部無効化します


ニンフィア



種族値:95-65-65-110-130-60
努力値:164-0-92-252-0-0
実数値:191-70-97-178-150-58
性格:れいせい(特攻↑素早↓)
特性:フェアリースキン
持ち物:こだわりメガネ
技:ハイパーボイス/テラバースト/ねごと

調整
H:16n-1
B:余り
C:全振り
S:最遅


詳細
 安定した範囲打点を持つ最強のトリルエース。可愛い顔してえぐい火力を出す。可愛いから許されている。

 +の並びを見て出てくる悪タイプに対して打点を持つと同時に、ドラゴンたち( 地震を撃ちに出てくる :アイススピナーでフィールドを壊しにくる)に対しても打点を持つ点があまりにも優秀。

 トリル下で着地して最速で相手を削る役割があるため持ち物は「こだわりメガネ」で決定。技構成はハイパーボイステラバーストの2つがあれば完結しているので3技目に催眠対策を兼ねたねごとを採用しました。しかし、ハイパーボイス + ねごとのみの技構成とは違い、ねごとで出る技が不確定なので、使い勝手は微妙でした(反省点)。はかいこうせんでんこうせっかを採用したら良かったかもしれないです。

 範囲技を連打する都合、相手の「ワイドガード」が煩わしいものの「テラバースト」を使うことですり抜けて攻撃することも可能です。

 テラスタイプ:防御面、攻撃面、共に優れる水タイプを選択しました。ニンフィアのテラスタイプとしてはかなりメジャーなので特筆することはありませんが、テラスタル後のテラバーストはフェアリースキンが乗らない分少し威力が落ちることには注意が必要です。


ドドゲザン



種族値:100-135-120-60-85-50
努力値:204-252-0-0-52-0
実数値:201-205-140-x-112-53
性格:ゆうかん(攻撃↑素早↓)
特性:そうだいしょう
テラスタイプ:ひこう
持ち物:ぼうじんゴーグル
技:まもる/アイアンヘッド/ドゲザン/ふいうち

調整
A:全振り
耐久効率最大
S:最遅60族より遅く、最遅50族より速い範囲(個体値8)


詳細
 高種族値・優秀な耐性・高威力先制技まで備えた最強のポケモン。この構築ではトリル終盤に登場して詰めの役割を果たす、名実ともに総大将。

 特性は負けん気も強いですが、このポケモンが登場する段階で既に1~2匹味方は倒れていることが多く、発動機会の観点から総大将にしました。2匹倒れてる状態(1.2倍)の不意打ちは無振りガブリアスに5割ぐらい入ります

 この構築だと序盤はワイドフォースが警戒されるため、裏から出てきやすいモロバレルと対面する機会が多いので持ち物はぼうじんゴーグル。有効に働く試合は多かったです。

 技構成は使い勝手の良い一致技2つ(ドゲザンアイアンヘッド)と先制技のふいうちまで確定。最後の1技は同族を意識した格闘技(瓦割り、けたぐり)やテラバーストも有力でしたが安定感を優先してまもるにしました。

 テラスタイプ:シーズン終盤まではふいうちで倒せる範囲を広げられる悪テラスを使ってましたが、格闘地面に耐性を持てる方が使いやすいかなということで飛行に。悪でもいいと思います。

 ※ 素早さは最遅60族の下を取れればいいかなということでこのライン。最遅にしてもいいと思います。


シャワーズ



種族値:130-65-60-110-95-65
努力値:28-0-244-236-0-0
実数値:209-63-111-176-115-71
性格:ひかえめ(特攻↑攻撃↓)
特性:ちょすい
テラスタイプ:はがね
持ち物:たべのこし
技:まもる/あくび/くろいきり/だくりゅう

調整
C:なるべく高く(11n)
耐久効率最大
S:最遅グレンアルマ - 1 (個体値2)


詳細
 可愛い。試合中、相手を見上げる時に首をちょっと上向きにするのが好き。

可愛い

 高い耐久と「くろいきり」「あくび」を活かして寿司コンボに対抗するためのポケモン。対策枠としての採用なので、技構成はくろいきりあくびまもるだくりゅう。長期戦が前提なので持ち物はたべのこし一択。

 ひとつ重要なのは、は相手の構築にが見えた場合に選出を”検討”するものの、必ずしも選出はしません。相手の寿司以外の4匹を見た時にを選出してもパワー負けしないかを考え、場合によっては他のアタッカーの選出を優先します。寿司コンボの最も強い点は対戦相手への選出誘導で、こちらの対策枠を見て相手が寿司を(2匹セットでは)選出してこないことも考えられます。柔軟な判断が必要です。

 テラスタイプ :マスカーニャ、シャリタツへの耐性を意識した鋼テラスタルです。あまり切る機会は多くないですが、このポケモンは1ターン行動する隙を作れれば「あくび」→「まもる」で盤面を切り返せるという点は意識しておきたいです。

 素早さは味方のグレンアルマとトリル下で並んだ時に「くろいきり」→「ワイドフォース」の順でにダメージを入れることを意識しました。下降補正をかけて相手の無振り50族の下を取ってもいいかもしれません。


サーフゴー



種族値:87-60-95-133-91-84
努力値:4-0-0-252-0-252
実数値:163-58-115-203-111-136
性格:ひかえめ(特攻↑攻撃↓)
特性:おうごんのからだ
テラスタイプ:はがね
持ち物:きあいのタスキ
技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/てっていこうせん/パワージェム

調整
CS:全振り
H:余り


詳細
 人が苦労して集めたコインを湯水のごとく相手に投げつける不届き者。誰が集めてやったと思ってんだそのコイン。最後に構築に入ってきたけどメチャクチャ強かったです。

 技構成は一致技2つ(ゴールドラッシュシャドーボール)に加えて、トリックルーム展開際に撃ちながら退場できるてっていこうせん、構築全体で苦手なウルガモスへの打点となるパワージェムを採用しました。自分がウルガモスが重いと悩んでいた時に「襷+パワージェム+てっていこうせん」のアイデアを提供してくれたQSさん(@QS_nine)とミササギさん(@macky_misasagi)に感謝です。

 最も強い動きは初手に+で繰り出し、1~2ターン目にてっていこうせんで退場しながらアルマでトリックルームを張る流れです。

 テラスタイプ:瞬間火力を伸ばす鋼テラスタル。50戦以上選出した中で一度だけ切りました。


基本選出

先発:or
控え:

  • 先発でトリルを展開しつつ控えのトリルエースに繋ぎます。
  • サーフゴーはトリルを張ることはできないものの、自然に狙われがちなのでグレンアルマが行動する隙を生んでくれます。自動この指止まれマシーン。
  • シャワーズを連れて行く場合は控え2匹のどちらかをお留守番させることが多いです。

戦績

ランクバトル シーズン1(ダブル)
 最終順位 141位

もうちょっと勝ちたかった

感想とか

 シーズン通して300~400戦ぐらいグレンアルマを使ってました。好きなポケモンと1ヶ月ぐらいずっと頑張ってみるのも悪くないですね。

 今のルールがいつまで続くのか分かりませんが、グレンアルマはポテンシャルの高いポケモンだと思うので、今後グレンアルマを使う方の参考になれば幸いです。ここだけの話、イエッサンと組まなくても強いと思います。

 ではまた。YouTubeで配信等しているので、よかったら遊びにきてください。

レンタルチーム

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