【剣盾ダブルS10】ガラリボンチェリム【最高3位/最終53位】
ごあいさつ
初めましての方は初めまして。やましょー(@yamasho_poke)と言います。
新環境であるランクバトル(シーズン10)でそこそこ強い構築が組めたので公開します。
戦績:
ランクバトル シーズン10(ダブル)
最高3位/レート1918 (2020/09/15時点)
最終53位/レート1941
はじめに
この記事が書かれているランクバトル シーズン10は一部のポケモン(など)が使用禁止のルールとなっています。
構築の経緯
①アブリボンが強そう?
今回の構築のスタートはアブリボンです。合計種族値464しかないこのポケモンのどこに注目したかと言うと
- 現環境において多くのポケモンの上から行動できるS種族値124(小学生ならモテモテ)
- 高い素早さと相性の良いスピードスワップ
- 特性りんぷんによるねこだまし耐性(知ってましたか?)
- 特性スイートベールによる眠り耐性(≒キノコのほうし耐性)(知ってましたか?)
です。
が存在せず、優秀なダイジェット使いも不在の環境においてS実数値193からのスピードスワップによるS操作は強力。新環境で注目されているよりもS種族値が1だけ高い点も評価できます。
また、スピードスワップを使い味方を高速にする上で障壁となるこのゆびとまれ使いが存在しない点も追い風です。
「スイートベール」と「りんぷん」はどちらも優秀な特性ですが、今回は相手のねこだましでギミック展開を邪魔されない点を評価して「りんぷん」を採用しました。
②誰を速くする?
アブリボンのスピードスワップで速くするエースポケモンを探します。前シーズンまでのポケモンHOMEを見るとやと組むケースが多いようですが、サポート不要で超火力を初ターンから叩き込めるアローラガラガラを採用しました。
- よく分かる!の超火力!
- ダイホロウ(140)
- ダイバーン(140)
- ダイアース(130)
特に、新環境に多いとをほぼ1撃で倒すことができる点が優秀です。
また、は特性「ひらいしん」と合わせて鬼火と電磁波を両方無効化できるため、エースとして上から蹂躙する使い方とマッチしていました。
さらに、タイプ上アブリボンのサイドチェンジと相性が良く、相手のパッチラゴンやポリゴンZに対してこちら有利のじゃんけんを仕掛けることができます。
③取り巻きを考える
まず、アブリボン+アローラガラガラで破壊できない水タイプに強いポケモンを基本選出に組み込みたかったので、最初はナットレイを検討していたのですが、配信中にリスナーさんに聞いたところ、
『物理ダイバーンとフラワーギフト、シナジーしかない』
『(チェリムに対して)きみはナットレイだ』
といった声に押される形でチェリムを採用しました(実際超強かったです)。
ここまでで相手のリザードンがやや不安だったのでテラキオンを採用。物理アタッカーなのでダイホロウ、フラワーギフトとの相性も良好です。ここまでの4匹が基本選出になります。
仕上げとして、基本選出では雨パに勝ち目がなさそうだったので裏エースとしてアシレーヌを採用。同時にトリル要員としてサマヨールを採用しました。
これによりスピードスワップではなくトリックルームからを展開する流れもできるようになりました。以上で構築が完成しました。
個別紹介
アブリボン
種族値:60-55-60-95-70-124
努力値:4-0-0-252-0-252
実数値:136-54-80-147-90-193
性格:おくびょう(素早↑攻撃↓)
特性:りんぷん(技の追加効果を受けない)
持ち物:ぼうじんゴーグル
技:マジカルシャイン/てだすけ/スピードスワップ/サイドチェンジ
調整
S :最速
詳細
スピードスワップでかを高速エースに変貌させます。
基本的にエースと一緒に初手で繰り出し、2ターン目には他界していることが多いです。
技は採用理由である「スピードスワップ」、スピスワ後にも打てる「てだすけ」と「サイドチェンジ」、意外と火力の出る「マジカルシャイン」としました。
C種族値は95もあるので、弱点を突けばかなり負担をかけることができます(とか)。
持ち物は、相手のいかりのこなに邪魔されず味方スピスワできるぼうじんゴーグルにしました。襷を持たせないことで、スムーズに退場できるのがありがたい場面も多かったです。
これは余談ですが、かなりの頻度でねこだましを受けました。特性りんぷんが知られていないのか、スイートベール読みなのか、あるいはりんぷん覚悟の上で襷警戒の行動なのかもしれませんが、とにかくりんぷんを採用して正解の場面は非常に多かったです。
ちなみに、特性りんぷんでも相手のダイマックス技の追加効果は防げません(ダイマックス技は厳密には追加効果という扱いではない模様)
ガラガラ(アローラのすがた)
種族値:60-80-110-50-80-45
努力値:252-252-0-0-4-0
実数値:167-145-130-x-101-65
性格:いじっぱり(攻撃↑特攻↓)
特性:ひらいしん
持ち物:ふといホネ
技:まもる/ポルターガイスト/フレアドライブ/ホネブーメラン
調整
HAぶっぱ。
詳細
今回の絶対的エース。実は合計種族値はPT最下位である(425)。
スピードスワップかトリックルームからお膳立てして全ての敵をなぎ倒していく。
専用アイテムふといホネにより攻撃が2倍な上、ダイホロウ/フラワーギフト/てだすけによってさらなるバケモノ火力を実現します。
技構成は「ポルターガイスト」「フレアドライブ」「ホネブーメラン」というダイマックス適正も威力も高い3ウェポンに「まもる」を加えたオーソドックスなものとしました。
果てしない火力が出るので、リフレクターや威嚇1回ぐらいなら無視して押し切れます。
襷やスカーフ持ちが多いがやや苦手なので、やで上手く処理しましょう。初手あんこくきょうだ読みでを後投げする事もありました。
チェリム
種族値:70-60-70-87-78-85
努力値:84-236-4-0-4-180
実数値:156-121-91-x-99-128
性格:いじっぱり(攻撃↑特攻↓)
特性:フラワーギフト
持ち物:きせきのタネ
技:まもる/にほんばれ/ソーラーブレード/タネマシンガン
調整
A :なるべく高く(11n)
S :準速75族()+1
詳細
晴れ状態のにとって最高のパートナーとも言うべきポケモン。
特性フラワーギフトによって味方全体(自分含む)の攻撃と特防を1.5倍にします(強すぎる)。
が苦手とする高耐久水ポケモンを一刀両断する攻撃的なです。
技構成は、ダイマックス水ポケモンすら一撃で倒しうる「ソーラーブレード」、手動でギフトを発動させるための「にほんばれ」、非晴れ下で最低限攻撃でき、連続技なので襷に強い「タネマシンガン」、最後にこのポケモンは生存しているだけで価値のあるポケモンなので「まもる」を採用。
高速でがダイバーンしながら隣のでの苦手なポケモン(水岩地面など)を粉砕していく動きが最強です。
ギフト発動時のソーラーブレードはH252ダイマックスを乱数で仕留めます(25%)
ちなみに物理耐久はかなり低いので要注意です(陽気のインファイトで低乱数)。もう少し素早さを削って耐久に回してもいいかもしれません。
このアタッカー型チェリムはユークリさん(@glalie20000)のアドバイスを大いに参考にしました。
テラキオン
種族値:91-129-90-72-90-108
努力値:4-252-0-0-0-252
実数値:167-181-110-x-110-176
性格:ようき(素早↑特攻↓)
特性:せいぎのこころ
持ち物:きあいのタスキ
技:まもる/でんこうせっか/いわなだれ/インファイト
調整
ASぶっぱ。
詳細
を含め環境に多い炎タイプに対して岩技を振りかざすために採用されたポケモンですが、攻撃範囲が優秀なので期待以上の仕事をしてくれました。
襷による行動保証を盾に、とりあえず選出すれば活躍してくれます。おそらく選出率1位。
技構成はメインウェポンの「インファイト」「いわなだれ」と、あれば何かと便利な「まもる」に加えて先制技の「でんこうせっか」を採用しました。
この先制技のおかげでで削りきれなかったダイマックスポケモンや襷耐えポケモンに対してトドメを刺すことができます。めっちゃ便利でした。
基本的に控えで選出することが多いですが、初手からダイマックスエースを通しきれないと判断した時はを初手から繰り出すこともあります。
また、初手でが相手の(悪)と対面してしまった場合にはを後投げする事もありました。
アシレーヌ
種族値:80-74-74-126-116-60
努力値:156-0-68-188-4-92
実数値:175-71-103-187-137-92
性格:ひかえめ(特攻↑攻撃↓)
特性:げきりゅう
持ち物:いのちのたま
技:まもる/ふぶき/ハイドロカノン/ムーンフォース
調整
H:16n-1
C:なるべく高く(11n)
S:最速モロバレル+2
詳細
第2のダイマックスエース。
動かし方としてはと同様で、スピードスワップかトリックルームでお膳立てしてもらいながら敵をなぎ倒していきます。
特に相手の雨パに対して積極的に選出します。
技構成は一致技として「ムーンフォース」「ハイドロカノン」に加え、相手の草タイプに打つダイアイスのベースとなる「ふぶき」を採用。最後の枠には「まもる」を入れました。水技は他にも選択肢がありますが威力を重視。
トリックルームと組んではいるものの、相手のに対して上からダイフェアリーorダイアイスを打ちたいケースが多いので少しSを伸ばしています。
サマヨール
種族値:40-70-130-60-130-25
努力値:252-0-20-0-236-0
実数値:147-75-153-80-198-27
性格:なまいき(特防↑素早↓)
特性:おみとおし
持ち物:しんかのきせき
技:ナイトヘッド/サイドチェンジ/いたみわけ/トリックルーム
調整
H:ぶっぱ
D:なるべく高く(11n)
B:残り
S:最遅
詳細
なぜか出禁を食らわなかったポケモン。
基本選出には入っていないので選出率はそれほど高くないものの、スピードスワップが通らなそうな(通らなかった)場合のS操作要員として非常に優秀でした。
技構成は採用理由の「トリックルーム」。単体性能を高める「ナイトヘッド」と「いたみわけ」。最後の枠には負け展開でチャンスを作れる「サイドチェンジ」を入れました。
現環境では色々なところから挑発が飛んでくるので、隣のアタッカーを守る目的以外にも挑発をかわす目的でサイドチェンジを打つこともありました。
選出
選出時に考えることは大きく分けて2つあります。
・ガラガラとアシレーヌどちらをダイマックスさせるか
・スピードスワップとトリックルームどちらで展開するか
これらの組み合わせで選出が分岐するわけですが、ここにはよくする選出をピックアップして紹介します。
選出①...ガラガラ+スピードスワップ
+
- 初手スピードスワップからをダイマックスさせて暴れます。
- たとえ相手の手持ちにで倒せなそうなポケモンがいてもで一刀両断できそうならこの選出をします。
- この選出が一番パワーがあるので迷ったらこの選出をします。
- の通りが十分に良い場合。特に相手にはこの選出が多いです。
- 必ずしも初手でトリックルームを使うわけではなく、状況を見ながら展開して行きます。
選出③
+
- 裏にトリルエースを2匹抱えた選出。
- とのどちらをエースにするか迷った場合にはこの選出で入り、初手の で雑に削った後、裏から好きな方をダイマックスさせていきます。
- 特に追い風パに対してはこの選出を多くしました。
動画
この構築を使った配信のアーカイブです。記事の構築とは一部の技等が異なりますが、の強さを感じて頂けると思います。
戦績
ランクバトル シーズン10(ダブル)
最高3位/レート1918 (2020/09/15時点)
最終53位/レート1941
感想
上位制限ルールはこれまで活躍できなかったポケモンが輝けて楽しいですね。また新しい原石ポケモンを探して構築を組んでみたいと思います。
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