IQ3ぐらいの人のブログ

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ポケモンとかマインクラフトが好きです。思いついたことを書きます。

【剣盾】ダーテング+キュウコン【逆一位杯 4位】

はじめに

皆さんこんにちは、やましょー(@yamasho_poke)です。 先日、@SUR(する)さん(@porigon865885) が主催された「逆一位杯」に参加してきました。

非常に奥が深くて面白いルールだったので、事前考察と自分が使った構築について紹介します。

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使用構築(レンタルはいらないよね...?)

ルール

詳しくは主催者様のブログを参照。

sursursursursur.hatenablog.com

  • ダブルバトル「ノーマルルール」
  • 見せ合い6匹から2匹以上を選出(実質見せ合い6→2)
  • 「降参する」以外の方法でゲーム内画面に「LOSE」を表示した方の勝利
  • 剣盾のランクバトルに参加できるポケモンのみ使用可能(ミュウツーとかダメ)
  • 過去作でしか覚えられない技を覚えたポケモンはNG
  • ポケモン、道具の被りはNG

「ノーマルルール」なのでポケモンのレベルは強制的に50になります。これに伴い、レベル差を利用したギミックは使用できません

事前考察

自分はこのルールに取り組むのは初めてだったので(それが普通では?)、強そうな戦術をゼロから考え始めました。ここでは、自分の中で出てきた強そうな構築を紹介します。

イエッサン♀系

特性サイコメイカーで先制技を防ぎつつこの指とまれでサポートも可能。

イエッサン♀+フワライド

最初に思いついたのはこの組み合わせです。自分はイエライドと呼んでます。
サイコメイカーでサイコシード持ち軽業フワライドを爆速で大爆発させてイージールーズ(何それ)を狙えます。※ 大爆発でダブルノックアウトした場合は使った側のLOSE判定。
イエッサンのこの指で妨害+サポートを一手に担えるのも強みです。

イエッサン♀+アギルダー

イエライドを超える超スピードで敗北を実現可能。イエルダーと呼んでます。
軽業フワライドがS実数値290で爆発するのに対し、軽業アギルダーはS実数値432で味方にいのちがけをして退場することができます。早すぎる。小学生だったらモテモテです。

一見するとイエルダーはイエライドの上位互換ですが、イエルダーは相手のこの指に弱いという欠点があり、イエライドvsイエルダーではイエライドに軍配が上がります(味方へのいのちがけを相手のイエに吸われるので、その後のライドの大爆発で終わる)

いたずらごころ

優先度+1の補助技を絡めて素早く負けましょう(勝ち)。

エルフーンパンプジン

悪戯心で優先度+1の追い風を発動、拘りスカーフを持ったパンプジン(最小)でS実数値498から大爆発して試合を終わらせます。エルパンプと呼んでます。
これはイエライド、イエルダーに対して非常に有利です。パンプジン猫騙し無効という点も評価できます。また特性おみとおしによって相手の持ち物を知ることができ、後述のエルフーンモンメン構築に対して互角の勝負をすることができます。

ちなみに現環境最速の爆発使いはS110のゲンガー(自爆)ですが、スカーフゲンガーの自爆ではエルフーンを落とせないので、その場合はモンメンゲンガーの並びになり、S実数値は驚異の534です。また、相手のイエッサンや先制技(ねこだまし等)に弱くなってしまいますが、スカーフアギルダーで味方いのちがけする場合のS実数値は648です。

エルフーンモンメン

さて、ここまでS実数値の話をしてきましたがそんな数字はお構い無しに自滅するギミックの登場です。エルモンと呼んでいます。
悪戯心による優先度+1の置き土産×2によって一瞬で試合を終わらせます。

このギミックはこの指イエッサンで完封されてしまうように見えますが、エルフーンで「グラスフィールド」を使った後にモンメンで「きあいのタスキ」をイエッサンに「すりかえ」で押し付けることでイエライド、イエルダー共に対処することが可能です(友人考案)(天才か?)。

優先度を持たないギミックに対して無類の強さを発揮するように見えますが、前述のエルパンプに対しては、モンメンがメンタルハーブ持ちじゃないことがバレた場合、相手のエルフーンの挑発によって完封される恐れがあります。

ヤミラミパンプジン

なんだこれ?と思われるかもしれません。「ねらいのまと」を持たせたヤミラミパンプジンの大爆発をサポートします。通称ヤミパンプ(初めて呼んだ)。

イエッサン系には弱いものの、猫騙し、先送り等でエルフーン系には非常に有利。

ただし、ヤミラミは自主退場技を持たないので威嚇などでパンプジンの火力を削がれると負けられなくなり、負けます(なお、しろいハーブや、せいしんりょくオニゴーリで対策可能)。

妨害系

相手の自滅を阻止しつつ勝つ戦法。

ドガースアギルダー

多くの自滅ギミックが特性に依存していることを逆手に取り、ドガースの「かがくへんかガス」で相手の特性を封じつつ、アギルダーで味方いのちがけして終わらせる。ドガルダー。

これは一見、上にあげた全てのコンボを完封できそうですが、イエルダーに対しては指でイエッサンにいのちがけを吸われるので実は読み合いが発生します。

持ち物については、基本的にアギルダーにスカーフを持たせるのが強そうですが、ドガースに持たせることで勝てるようになる相手もいるので悩ましいところです。

ドガースパンプジン

ドガパンプ。上のドガルダーと本質的には同じ。おみとおしは発動しない(悲しい)。

ドガルダーとの差分は、相手のイエルダーに対して読み合いが発生しないこと。ただし、その代わりSが下がっているので、相手のモンメンゲンガーの自爆に負けたりします。

また持ち物の自由度はやや低く、パンプジンはほぼスカーフ確定になると思います。

ドガースねこだまし

通称ネコドガス。猫騙しとかがくへんかガスで相手の自滅を阻止しつつ、ドガース(マタドガス)の大爆発で退場する。ねこだまし役は色々選択肢があります(ニャオニクスは一例です)

湿り気+アギルダー

相手の爆発ギミックを完封しつつ味方のいのちがけで終わらせる。湿ルダーと呼んでます。
相手が爆発選出してきた場合に限り、圧倒的な強さを発揮しそうです。

湿り気役はウパーか、ねらいのまとを持ったプルリルになるでしょう。

ブルンゲル+ゲンガー

スカーフブルンゲルでゲンガーより早く「みちづれ」を使い、すかさずゲンガーのシャドーボールブルンゲルを倒すことで終わらせます。

ゲンガーの枠はドラパルトなどでも代用できます(その場合は火力補正アイテムを持たせてシャドーボールを打つか、パワフルハーブを持たせてゴーストダイブ)。
ブルンゲルではなくプルリルでも実現できますが、その場合は倒す役のSをかなり落とすことになります。

ニャビー+ゲンガー

威嚇で相手の爆発の火力を下げつつ、スカーフゲンガーの自爆を決めます。
猫騙しによる妨害も可能。ニャビゲン

ちなみにニャビーは「威嚇と猫騙しを両立できるポケモンで最も物理耐久が低いポケモン」です。

このルールは「爆発で味方のサポーターを巻き込んで勝利」という勝ち筋を用意するプレイヤーが一定数存在するので、威嚇などで爆発役の火力を下げることで相手サポーターの退場手段を断つことで勝てるパターンがあります。なお、同様の組み合わせでニャビーアギルダー等も考えられます。

その他

上記分類に入らないギミック。

ヌケニン

味方のポケモンを珠ヌケニンのかげうちでワンパン、あるいはゴツメ持ちの味方を鉢巻かげうちでワンパンします。横に置くポケモンは、置き土産持ちのヨマワルなんかが良いのかなと思ってますが、あまり考察できてません。

ナマコブシマッスグマ

ナマコブシの特性「とびだすなかみ」を利用したギミック。
鉢巻A特化マッスグマの手助け込み神速でナマコブシが高乱数1発(87.5%)。
H0ナマコブシのHP実数値は115なのでマッスグマに115ダメージ入ります。
H0マッスグマのHP実数値は138なので届かないのですが、ナマコブシゴツゴツメットを持たせることで追加で138÷6=23ダメージを与えることができるのでピッタリ138ダメージとなります。

やや不安定なギミックですが、優先度+2で試合を決められる可能性を秘めています。

使用構築(メイン)

さて、上記の並びに有利を取れる構築をひたすら検討した結果、自分がたどり着いたのがキュウコン+ダーテング(通称キュウテング)です。

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何この微妙な距離感

ダーテング

種族値:90-100-60-90-60-80
努力値:132-124-0-0-0-252
個体値:31-31-0-x-31-31
実数値:182-136-58-x-80-145
性格:せっかち(素早↑防御↓)
特性:ようりょくそ
持ち物:こだわりスカーフ
技:ねこだまし/だいばくはつ/エアカッター/きあいだま

調整
H:ダイマックス時、味方キュウコンの珠フレドラで同時落ちできる
A:大爆発で味方キュウコン確定1発
S:最速(スカーフ込みで最速アギルダー抜き)

キュウコン

種族値:73-76-75-81-100-100
努力値:0-252-0-0-4-252
個体値:0-31-0-x-31-31
実数値:133-128-72-x-121-167
性格:せっかち(素早↑防御↓)
特性:ひでり
持ち物:いのちのたま
技:フレアドライブ/おきみやげ/つぶらなひとみ/ふういん

立ち回り

大前提としてこの大会はある程度「ジャンケン」の要素を含みます。なので、可能な限り広い範囲に対応できる並びを作る必要があります。キュウテングは可能な限りあらゆる並びに対応できるように作られています。以下、メジャーになりそうな並びに対する立ち回りを紹介します。

使用構築(補完枠)

基本的にはキュウテング選出しかしませんが、一部どうしても無理な構築が存在するので、残り4枠でそれらの構築に対応できるようにしました。

イエッサン♀

種族値:70-55-65-95-105-85
努力値:48-0-0-0-0-252
個体値:0-x-0-x-19-31
実数値:136-x-63-x-119-150
性格:せっかち(素早↑防御↓)
特性:サイコメイカ
持ち物:くっつきバリ
技:このゆびとまれ/てだすけ/ねこだまし

調整
H:8n(くっつきバリのダメージ最大)(何それ)

  • 今回のルールで構築に入れない理由がない。
  • 手持ちにいるだけで味方殴り構築に圧力をかけられる。
  • 技は正直「このゆびとまれ」だけでも良い。
  • 特防の個体値は高くても低くても良い感じがしたので適当。
アギルダー

種族値:80-70-40-100-60-145
努力値:252-0-108-0-0-148
個体値:31-x-31-31-31-31
実数値:187-x-74-120-80-202
性格:おくびょう(素早↑攻撃↓)
特性:かるわざ
持ち物:サイコシード
技:いのちがけ/まもる/じこさいせい/みずしゅりけん

調整
H:いのちがけのダメージ最大化のため全振り
S:最速スカーフ70族抜き
B:残り

  • イエッサンと並べて速攻で勝負を決められるポケモン。いのちがけ以外の技は割と適当。
  • 被ダメを抑えないといのちがけの火力が出ないので耐久面に厚く振った。
  • また、イエルダーミラーでは遅いアギルダーの方が有利
  • 相手のイエッサンを呼びこむポケモンでもある(イエッサンには表選出のキュウテングが強い)。
ヤミラミ

種族値:50-75-75-65-65-50
努力値:0-0-0-0-0-252
個体値:0-31-0-x-6-31
実数値:110-95-72-x-73-112
性格:せっかち(素早↑防御↓)
特性:いたずらごころ
持ち物:ねらいのまと
技:ねこだまし/さきおくり/てだすけ/サイドチェンジ

  • 後述のフワライド、あるいはダーテングと並べて出すポケモン
  • 相手にイエッサンがいなければこいつで猫or先送りしながら横で爆発するだけで良い。
  • 技は猫騙しと先送りは確定で、Aが下がった味方の爆発火力を戻すためのてだすけと、逆転の一手となりうるサイドチェンジを採用。他の候補は挑発、鬼火など。
フワライド

種族値:150-80-44-90-54-80
努力値:0-140-196-0-0-172
個体値:31-31-31-x-31-31
実数値:225-118-89-x-74-134
性格:ようき(素早↑特攻↓)
特性:かるわざ
持ち物:しろいハーブ
技:だいばくはつ/じばく/おきみやげ/ふういん

調整
HB:晴れ珠キュウコンフレアドライブ確定耐え
S:かるわざ発動時スカーフゲンガー抜き
A:残り

  • ヤミラミと並べて大爆発する。
  • ほぼ無いとは思うが、キュウテングとミラーした時の選出枠でもある(ヤミラミでテングに猫しつつ大爆発で勝てる)
  • しろいハーブで威嚇を対策しており、ニャビゲン等に強い。

作戦まとめ

  1. 基本的にはキュウテング
  2. ドガルダーやヌケニン系が見えたらイエッサン+1(oror)
  3. 威嚇が多いときはヤミライド

こんな感じの作戦で大会に臨みました。

戦績

全部で参加者は16名。8名ずつのブロックで開始。

  • 1戦目...(勝ち)
    サイコメイカーではないことに動揺する
    キュウテングでアギルダーを先に落とし、2vs1の場面で間違ってキュウコンで置き土産を選択し負け(猫でこだわったテングのみになったら負けられなくなる)(しょうもないプレイングミス)

  • 2戦目...(負け)
    キュウテングの仮想敵。「つぶらなひとみ」でパンプジンの火力を削いでエルフーンを落とせなくしてこちらの爆発で処理。

  • 3戦目...(負け)
    ちゃんとサイコメイカーで安心する(?)。最速で爆発して終わり。

  • 4戦目...(負け)
    驚異のツチニンファミリー。こちらイエライド選出で指+爆発で終わり。

  • 5戦目...(負け)
    こちらキュウテングでドガスに「つぶらなひとみ」入れてヤミラミを落とせなくして終わり。

  • 6戦目...(負け)
    こちらキュウテングでダイジェット+フレドラをパンプジンに集中して落とす。次にダイジェットしつつ味方フレドラで終わり。

  • 7戦目...(負け)
    こちらキュウテング。猫+「つぶらなひとみ」をハリーセンに集中してヤミラミを落とせなくして終了。

結果、ブロック戦は1勝6敗で勝敗数では1位タイでしたが、直接対決で勝ってしまっていたので惜しくもブロック2位抜けで3位決定戦に臨みました。

  • 3位決定戦...(勝ち)
    こちらはキュウテングで猫ダイバーン集中でドガスを落としに行くもギリギリ落とせず...!(次のターンのスカーフ大爆発でやられちゃいました)
    結果的には初手猫つぶら集中で勝ち筋があったかもなだけに悔しいですねぇ。

終わりに

ということで最終成績は16人中4位という結果に終わりました。
なかなか自分の中では良い構築に仕上がっているとは思っていて、その分プレイングミスが悔やまれるなーって感じです 笑 (そこまで含めて実力だから仕方ないですね、精進します)

主催の@SUR(する)さん、対戦してくださった皆さん、本当にありがとうございました。こういう大会に参加するのは初めてでしたが、詰将棋的な考察含め、非常に楽しかったのでまた機会があればぜひ参加したいと思います。